Dear nelsodos

2024/09/12 23:38

今でも大切に保管している

ある女性からもらった手紙の最後には、

 in Ireland 15.07.2006

と書かれてあります。


18年前か、、

当時、私は23歳。


文通相手の彼女は、

私より12歳年上だったから当時、35歳。

今の私よりも遥かに若くてびっくりしてしまう。


その人は、

頭が良くて美しくて、二児の母でありながら編集長。

めちゃくちゃなキャリアウーマンだったんだろうけど、そんな事は微塵も感じさせず、いつも私と同じ目線で話をしてくれました。


ある日、彼女は失語症になり

アイルランドの小さな病院に行ってしまったのだけど、

その時にやりとりしていた手紙が

いまでも私の宝物で、

つまずいた時や、

辛い時やはいつも読み返しています。


そこには、

「想像」がどれだけ大切なのかという事が

書かれていました。


希望といった曖昧なものではなくて、

たとえば「今」というものがあって、

それで「悪い想像」をしていると、

やっぱり人間の生エネルギーみたいなものはそっちに向かっていくような気がする。

でも「良い想像」をしていると、エネルギーとかその人間の向かう方向性ってやっぱ良くなるような気がする。

「良い・悪い」の二つでまとめてしまうと安易に聞こえるけど、こういうのってとても重要なんだと思う。


そういった考え方をしている人達が、

私の周りにいる人達なの。


年齢が高いとか技術がないとか、

社会的に認められないとか・・・

そんなこと関係なしに、

彼ら彼女らは生きてきたのでしょう。

でもけしてガツガツした感じじゃなく、

個人としてのプライドを持って、

大切な人を信用して、

寛容さと優しさを与えながら、

いきてきたのでしょう。


私の中で、彼女は永遠に歳を取らなくて、

当時の彼女の歳を私は超えてしまっているんだけど、

いつかあんな大人になりたいと、

願っています。


まだまだ沢山ある宝石のような言葉たち。

ポツリポツリと書いていこうかな?